飯盛山(2012-04)



福島県 会津若松市にある標高314mの山です。
戊辰戦争にて白虎隊士が自刀した所で有名です。
自刀した場所は山の中腹辺りで、今はお墓などになっています。


白虎隊とは会津藩が組織した、武士の子供達で構成された部隊で、
総勢343名から成りいくつかの隊に分かれていました。
飯盛山で自刀したのは、この中の士中二番隊所属の19人です。

士中二番隊は戸ノ口原の戦いで敗れ、20人が戸ノ口堰洞穴を通って飯盛山へ逃れて来ました。
そこで燃える城下町を見て、若松城が落城したと思い自刀したと言われています。
ただ、唯一の生存者の証言によると事実は少し違う様で、実際は落城していないのは知っていたが、
玉砕覚悟で敵へ突入し、捕えられて生き恥をさらすならばと考え自刀したとの事です。


その他に、会津さざえ堂と言われる珍しい木造建築があります。
内部が二重らせん構造になっていて、人とすれ違わずに上り下りができます。
国の重要文化財になっています。
さざえ堂近くには隊士達が通った戸ノ口堰洞穴があります。


日本各地のお土産屋で見られる木刀ですが、観光地で最初に発売したのが飯盛山で、
白虎隊をモチーフにした白虎刀だそうです・
売れ行きが良かった為、全国に広まったそうです。


行き方ですが、若松城(鶴ヶ城)から市内を北東方向へ行きます。
駐車場は市営と土産物屋になります。




山全景。
中腹辺りの桜のあたりに墓などがあります。



墓まで上がる階段。
横にエスカレータ(有料)があります。



けっこう段数があります。



お墓です。
線香が売られているので、むせるほどの煙が漂っていました。






自刀地へ下ります。






鶴ヶ城を望む白虎隊士の像。



飯盛山から望む鶴ヶ城。
中央の木々で黒くなっている所です。



望遠で撮っても小さくしか見えません。



帰りは別ルートへ。
上がってきた階段です。



さざえ堂。
階段は無く、らせん状になっています。









灌漑用の水路でトンネル長は150mです。
白虎隊士中二番隊20人がこのトンネルを通って来たそうです。


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